Stay Hungry, Stay Foolish (?)

極悪レミー 通常版 [DVD]

極悪レミー 通常版 [DVD]

職場の同僚おすすめのDVD。

アメリカを拠点に活動するハードロックバンド,モーターヘッドのフロントマン,レミー・キルミスターさんのドキュメンタリー映画です。

ヘビメタとパンクという相反するジャンルの方々から敬意を表されるオリジナルな音楽性と、我が道を行く、という硬派な生き方が、老若男女を問わず多くの方から尊敬の念を集めております。他業界で例えれば、スティーブ・ジョブスさんのような方といえばわかりやすいでしょうか。

こういう硬派な方は早くに亡くなられることが多いのですが、この方は齢66にして血気盛んですばらしいです。ちなみに、元気に長生きする秘訣は「死なないこと」だそうです。もうひとつは、「ス○○○はやってもいいが、ヘ○○○はしないこと」。やっぱ肉食すげ〜。

初めて知ったのですが、この方モーターヘッドの前には、イギリスのサイケデリック(スペースロック)バンド,ホークウインドに在籍されていたそうで、懐の深い方だと思いました。

このDVDには、レミーさんに影響を受けたいろいろなミュージシャンがでてくるのですが、メタリカモトリークルー、フーファイターズといったわかりやすいところから、意外なところでは、New Orderピーター・フックさんが登場しておりました。彼らの初期の代表曲Temptationは「ホークウィンドのパクリ」だとか大胆発言をされていました。

私の履歴書(?)

念のためタイトルの元ネタ。< 12歳
YMO - Rydeen



12〜15歳
Dire Straits - Money For Nothing

Genesis - Invisible Touch

INXS - Listen Like Thieves

Huey Lewis & The News - Fore!

New Order - Low Life

Scritti Politti - Cupid & Psyche 85


16〜18歳
Genesis - Foxtrot

Peter Gabriel - IV

Pink Floyd - A Momentary Lapse Of Reason

Talking Heads -Speaking in Tongues

Bruce Springsteen - Tunnel of Love

R.E.M. - Document

Sex Pistols - Never Mind the Bollocks

The Clash - The Clash

Durutti Column / The Return of the Durutti Column

The Cure - Standing on a Beach

Close Lobsters - Headache Rhetoric

Roxy Music - Avalon

Joy Division - Substance

The Jesus & Mary Chain - Automatic

Harold Budd and Brian Eno - The Plateaux of Mirror

M/A/R/R/S - Pump Up The Volume



19〜22歳
The Aloof - On A Mission

My Bloody Valentine - Loveless

PRIMAL SCREAM - Screamadelica

LFO - LFO

Artificial Intelligence - VA

Massive Attack - Blue Lines

R.E.M. - Automatic for the People

The Jesus and Mary Chain - Honey's Dead



23歳〜
Innerzone Orchestra - Bug in the Bass Bin

Galaxy 2 Galaxy - Hi-Tech Jazz

Maurizio - M4

Seefeel - Succour



最近(?)
John Foxx & Harold Budd / Drift Music

Carl Craig, Moritz von Oswald, Francesco Tristano live

Perfume - Game

Love will tear us apart

http://en.wikipedia.org/wiki/Love_Will_Tear_Us_Apart
この曲は現代のBlues Musicだと思っています。


カバーあれこれ:

U2 + Arcade Fire
U2Joy Divisionは反対方向のベクトルを向いているかと思っていましたが、何か感じるものがあったようですね。


Thom Yorke (Radiohead)
カバーしたくなった気持ちはなんとなく分かります。


Paul Young
このカバーが一番有名かも知れません。全くジャンルが違うと思われるPaul Youngさんがカバーしたことで話題になったらしいです。米国ロック風のアレンジも意外といけます。


The cure
もういっちょ
活動開始時期も一緒だし、音楽性も近いので、分かりやすいカバーといえるかも知れません。


Dave Gahan (Depeche Mode)
80年代から活躍している英国のエレ・ポップバンドの人です。オリジナルに近いカバー。女性ファンの黄色い歓声が上がるのがいかにも、という感じです。


Simple Minds
おなじく80年代から活躍している英国のエレ・ポップバンド。こっちは自分たちの持ち味を生かしています。


Björk
Björkさん風味に仕上がっております。


Nouvelle Vague
初耳。面白いアレンジ


Nerina Pallot


Susanna and The Magical Orchestra


Calexico
軽快なアレンジ。なかなかいけている、と思いました。


Fall Out Boy
熱い感じに仕上がっております。


Moonspell
ハードロック風の味付け。


Swans
米国のオルタナティブ・ロックのバンドだったと思います


José González
アコースティック・ギターによる、割と軽妙な感じのカバー。


Yat Kha
おなじくアコースティック・ギターによるカバー。でもなんかすごい歌声。


Honeyroot
ピアノによる弾き語り。オリジナルには無い、湿っぽい感じをだしております。


Trentemoller
テクノ風味。う〜ん。


Tiger Baby
女性ボーカルによるエレ・ポップ。結構好きかも。


Worm Is Green
ちょっとひねったエレクトロニカ風味付け。女性ボーカルが意外とはまる。


10,000 Maniacs
80年代から活躍しているバンドだと思います。カントリー風味(?)


New Order
ボーカルのIan Curtis亡き後、残されたメンバーが始めたバンドによるセルフカバー


その他52バージョン(一部重複あり)



女性によるカバーが思ったより多くて驚きました。太宰治の小説のような内容の曲なんですけどね。



Ian Curtis本人亡き後,”Love will tear us apart again”の真の意味はもはや誰にも伺い知ることはできませんが、この曲は歌い継がれていくのでしょう。



最後にオリジナルをどうぞ:

シングル集 (Substance)に入っているバージョン

歌詞付き

John Peel Session
英国のラジオ番組におけるスタジオライブ(に近い)バージョン

rare audio tape version

忘年会

職場の音楽好きの同僚数名と忘年会


ブランキージェットシティー / 曲名忘れた (YSさん紹介)


Public Enemy / Fight the power (ワシ紹介)

http://www.youtube.com/watch?v=M_t13-0Joyc
米国のある雑誌で歴代No. 1 Hip hop songに選ばれていました。


Lady Gaga (MNさん紹介)
http://www.youtube.com/watch?v=yoMnkRHX6Bs
最近はやっているそうですが、初めて聞きました。80年代のエレ・ポップを思い出します。徹子さんに挑戦したり、エキセントリックに見えますが、実はとてもいい人だそうですね。



以下主にYSさんによる解説


内容を転載すると...
ザ・ピーナッツ / エピタフ(キングクリムゾンのカバー)
http://www.youtube.com/watch?v=Y21_bGNsKVo
アイドルにこんな無茶させるとは...。しかし、しっかり歌いこなせる60年代の歌手はほんとにすごいですね。


The 冠 / 俺なりのペインキラー
http://www.youtube.com/watch?v=R2pJE1o-e9A
悲しい男の性(?)


Robert Johnson
http://www.youtube.com/watch?v=4up4VP8zjyc
ブルースの元祖


The Sex Pistols / Anarchy in the UK
http://www.youtube.com/watch?v=94DNV6oM8HU&feature=related
パンクロック。これより激烈な内容のプロテストソングはいまだ無いと思います。当時の英国政府とテログループの双方へ向けた強烈な風刺。


The Clash / White Riot
http://www.youtube.com/watch?v=I9eLeZS9OeY
曲名を翻訳すれば「白人暴動」。腑抜けたこと言ってないで、気合いれていこうぜ!という曲(と解釈しています)